患者のための最新医学 パニック障害 正しい知識とケア 改訂版
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患者のための最新医学 パニック障害 正しい知識とケア 改訂版

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パニック障害の最新療養ガイド、改訂版

改訂版では、パニック障害の最新の治療法のほか、

患者さんが規則正しい日常生活を送るための

さまざまな工夫やポイントをより具体的に取り上げました。

「パニック障害をさらによく知るためのQ&A」を新たに設け、より知識を深めて頂けます。

パニック障害は、心にも体にもトラブルが起こる病気です。

治療は、抗うつ薬や抗不安薬などによる薬物療法、

患者さんの心理的な面にアプローチする認知行動療法などの精神療法が中心ですが、

回復のためには、家族や周囲の人々の理解と協力が不可欠です。

最終章では回復のプロセスとして、症例集を設けました。

早期診断、早期治療が大切

パニック障害は発症した当初、発作による動悸や息苦しさ、胸の痛みなど身体症状があるため、体の病気を疑って患者さんの9割が内科を受診するというケースが報告されています。精神科で適切な診断を受け、早く治療を開始した人ほど回復も早くなり、薬物療法と精神療法を併用することでより効果が臨めます。

いっしょに治すという気持ちで支える

治療には、家族と周囲の理解とサポートが欠かせません。患者さんのご家族がどのように本人に接したらよいか分からないという悩みが多いことから、5章は「家族や周囲の人は患者さんをどう支えるか」行動・環境症状ごとの対処法も解説、6章では「症例集」として回復のプロセスをケーススタディで解説しました。

パニック障害をさらによく知るためのQ&A

パニック障害の治療で用いられる抗うつ薬と抗不安薬は、使い方にも工夫が必要。SSRIが使えない場合、妊娠中の投薬、長期服用について、薬の飲み合わせなど、より具体的な個別のケースと詳細を解説。難治性のパニック障害に有効とされる「磁気刺激治療(TMS)」についても取り上げました。