患者のための最新医学 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血
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最も大切なのは、早い段階で適切な治療を受けることです。
脳卒中のこわさは、ほとんどの場合、突然に発症し、それまでの生活を一変させてしまうことです。治療が遅れれば致命的になる場合も少なくありません。脳卒中の治療は「時間との戦い」です。適切な治療をできるだけ早く受けるためにも、脳卒中という病気に対する正しい理解と知識が必要です。本書では、最新の治療法だけでなく、リハビリテーションや再発を防ぐポイントについてもわかりやすく解説しています。
症状の段階により、治療法も変わってきます。
血栓溶解療法、血栓回収療法、脳保護療法など、治療法もさまざまです。具体的に、どういう時にとられる治療法なのか、その特徴、使われる主な薬など、イラストや図で詳しく解説しています。
リハビリは、安全性に十分配慮して行います。
急性期や回復期の段階で、適切なリハビリを集中的につづけることによって、日常生活動作のかなりの部分を回復させることができます。条件をさまざまに変えながら行われる動作の練習を具体的にご紹介しています。
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- ページ数
- 192
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- ISBN
- 978-4-471-40826-8
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- 目次
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●はじめに
●第1章 脳梗塞
●第2章 脳出血
●第3章 くも膜下出血
●第4章 脳卒中の後遺症とリハビリテーション
●第5章 脳卒中の再発予防と生活習慣の改善
●索引
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- 著者名・紹介
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高木誠
東京都済生会中央病院院長。1954年、東京生まれ。79年、慶應義塾大学医学部卒業。87年、Montefiore Medical Center(New York)神経病理部門留学。93年、東京都済生会中央病院内科医長。2002年、同病院副院長。06年9月、同病院院長。専門領域は神経内科、脳血管障害。日本神経学会代議員、日本脳卒中学会幹事、日本神経治療学会評議員。
著書『脳卒中ビジュアルテキスト 第4版』(共著、医学書院)、『メイヨー・クリニック 脳卒中ハンドブック』(共監訳、メディカルサイエンスインターナショナル)、『イラストでわかる脳卒中ケア事典』(共著、中央法規出版)ほか