語彙力・表現力を身につける80のコツを収録
そこそこの文章を書けていると思うが、何か足りない、しっくりこない。その大きな原因に語彙力・表現力不足が挙げられます。使える単語や言い回しを、文脈や読み手のレベルに応じて適切に使い分ける、使いこなせる——こんなことが自在に出来るようになれば、文章力は飛躍的に伸びるのです。本書は「洗練された表現へ高める」「多様な表現を使い分ける」「言葉の使い分けを身につける」「要領よく描写する、説明する」の四つの柱から、語彙力・表現力アップに特化した80のコツ・テクニックを収録。筆者の伝えたいことを思いの通り読み手に伝える“達意の文章”を完成させるノウハウがぎっしり詰まっています。
-
- ページ数
- 208
-
- ISBN
- 978-4-471-19117-7
-
- 目次
-
●第1章 洗練された表現へ高める
・文をスッキリさせる/信憑性ある文にする/文の流れをよくする/わかりやすさを追求する
●第2章 多様な表現を使い分ける
・レベル分け使い分け/かたい表現とやわらかい表現/主観的な文と客観的な文/乾いた表現と湿った表 現/強い表現と緩やかな表現/読み手にふさわしい表現の使い分け/物事の変化を表す など
●第3章 言葉の使い分けを身につける
・名詞/形容詞・形容動詞/動詞/副詞/助詞/その他
●第4章 要領よく描写する、説明する
・うまく描写する/きちんと説明する/上手にまとめる
●巻末付録 知って役立つ表現集
・身体の一部を使った慣用句/主な類書/よく使うオノマトペ
-
- 著者名・紹介
-
小笠原信之
新聞記者を経てフリージャーナリスト、東京大学客員教授。東京都出身、北海道大学法学部卒。医療・ジャーナリズム・アイヌ差別問題などの著書・訳書は30点を超える。著述の傍ら神田外語学院や成蹊大学で外国人に日本語を、「編集の学校/文章の学校」などでライターのプロや志望者に記事の取材・執筆法を、一般社会人に実用文の書き方を、河合塾KALSで大学受験生に小論文をそれぞれ教える。多分野にわたる“教え子”は数千人に上り、論理立てたわかりやすい指導に定評がある。
著書:『日本語のトリセツ』(雷鳥社)、『日本語表現便利帳』『分野別日本語の慣用表現』(専門教育出版)、『ペンの自由を貫いて』『アイヌ近現代史読本』『医療現場は今』(緑風出版)、『しょっぱい河』(影書房)、『「がん」を生きる人々』(時事通信社)、『塀のなかの民主主義』(潮出版社)など