美しい食べ方には、理由があった!
美しく見える食べ方には、一つひとつの所作に理由があります。たとえば、一口サイズに切って食べる、というマナー。一見、当たり前のことに思えますが、なぜこれが大事なのでしょう? もちろん、大口を開けて、同席者に口の中を見せて不快にさせないという理由もありますが、何より一口の量が多いと、モグモグと咀嚼する時間が長くなり、会話のリズムが乱れてしまうから。こういった、基本だけれど身につけられていない所作がきちんと身につく、まったく新しい食べ方の本です。
食材・料理ごとの原則がわかって、応用がきく
魚をきれいに食べる手順は、とても細かいと思われがちですが、じつはいちばん忘れてはならないのは「ひっくり返さない」ということ。ひっくり返すと、こぼす、身を散らかすリスクも高まるうえ、命を自分勝手に扱う行為になり、美しく見えないのです。こういった大原則を、食材ごとに紹介しています。
食べ方・飲み方の美しいコツが身に付く
たとえば、コーヒーや紅茶を飲むとき。美しく見える飲み方には、細かいコツがあります。砂糖やミルクを入れるときは、カップに直接入れていませんか? まずいったんスプーンに入れ、スプーンごとひたす。これで、水はねすることもなく、「間」の感じられる優雅な印象になります。
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- ページ数
- 192
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- ISBN
- 978-4-471-01145-1
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- 目次
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●世界一美しい食べ方の基本、それが「食事七則」
●食材や料理ごとに「食べ方の大原則」がある
●世界一美しい飲み会のマナー
●コース料理は2時間シナリオで考えると、余裕をもって振る舞える
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- 著者名・紹介
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小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役。フードプロデューサー。亜細亜大学講師。トヨタ自動車(株)、海外留学を経て、現職。幼少期より、両親から食卓を通じて多くのことを学ぶ。世界各国の正式なテーブルマナー、食にまつわる歴史・文化・経済などを総合的に学び、生き方を整える「食輝塾」主宰。
16年間一度も同じ内容の講座をしないなど、最新情報にも精通した食のスペシャリスト。テレビ、ラジオなどメディアにも多数出演し、美しく凛とした食べ方を推進すべく活動している。日本箸文化協会代表。
著書『グルメ以前の食事作法の常識』(講談社)『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー・メディアワークス)『箸づかいが上手になればビジネスは成功する』(商業界)『愛される「一人店」のつくり方』(草思社)ほか多数